クルド人による軍事基地を企むサウジ   テロリスト

  • 2017.06.16 Friday
  • 00:46

 

 

サウジアラビアは軍事的な圧力で自分たちの欲望を実現させようとしている。

 

その中心にいる人物が国王の息子で副皇太子のモハンマド・ビン・サルマン国防大臣だ。

 

 

経済面では新自由主義に毒され、コンサルタント会社だというマッキンゼーの提案に基づいて「ビジョン2030」を作成した。

 

それによると、私有化や弱者切り捨てを促進、また石油産業への依存を弱め、国をヘッジファンド化しようとしている。

 

 

そうした政策はことごとく失敗、ロシアを弱体化させるはずだった石油相場の急落はサウジアラビアの財政を赤字に転落させ、巨大建設企業へ代金、あるいは兵士や労働者への賃金の支払いが滞っているという話も伝わっている。

 

サウジアラビアの兵士はインド、パキスタン、スリランカの出身者が多く、労働者の大半も出稼ぎだ。

 

 

 

本ブログでは何度も書いてきたが、サウジアラビアはイスラエルやアメリカと同盟関係にあり、イギリス、フランス、トルコ、カタールなどを巻き込んで軍事侵略を繰り返してきた。

 

その手先として利用されてきたのがサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団を中心に編成された傭兵集団。その傭兵の登録リストがアル・カイダである。

 

 

 

現在、アメリカはシリアからイラクにかけての地域にクルド系の国を作ろうとしていると見られている。その下地を作ったのがダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)。

 

イラク系のクルドはサダム・フセイン体制の時代からイスラエルの支援を受けていたが、その関係は今も続いている。

 

その地域を支配しているKRG(クルディスタン地域政府)はイラクからの独立を目指し、住民投票を実施する意向を示している。

 

 

アメリカにはシリア、トルコ、イラク、イランをまたがる地域にクルド系の国を作るという計画があり、その第一歩ということかもしれない。

 

そうした動きに合わせ、サウジアラビアはヨルダンやアラブ首長国連邦と一緒に、独立を支援する代償としてクルディスタンに自分たちの軍事基地を作らせるように求めている。

 

 

 

かつてアメリカは「スペインからの独立」を口実にしてラテン・アメリカを侵略していったが、似たことを目論んでいる可能性がある。

 

クルディスタンをサウジアラビアとイスラエルの傀儡国にするつもりではないかということだ。

 

 

 

1980年代、アメリカ支配層の内部でネオコンと非ネオコンがイラクの扱いをめぐって対立していた。

 

非ネオコンはイラクをペルシャ湾岸産油国の防波堤と位置づけていたのに対し、ネオコンはイラクからサダム・フセインを排除し、ヨルダン、イラク、トルコの親イスラエル国帯を作ってシリアとイランを分断し、弱体化させようと考えていたのだ。

 

 

 

1991年にポール・ウォルフォウィッツがイラク、イラン、シリアを殲滅すると口にしたのは、そうした戦略に基づいている。

 

イラクを親イスラエルの傀儡国家にすることは失敗、シリアの体制転覆も難しい状況になっている中、アメリカ、サウジアラビア、イスラエルの三国同盟どはダーイッシュから引き継いだ地域にクルディスタンを作り、それを傀儡国家にしようとしても不思議ではない。

 

しかし、三国同盟のクルドに対する肩入れはトルコの反発を招いた。

 

 

すでにクーデター騒動からトルコのアメリカ離れは進んでいるが、NATOとの関係も悪化、ドイツ軍はトルコにあるインシルリク基地からヨルダンの基地へ移動しつつある。

 

三国同盟はイランの体制転覆を目指しているが、その戦略に消極的なカタールをサウジアラビアは兵糧攻めで脅し、イスラエルからも支持されている。

 

 

カタールやトルコと緊密な関係にあるムスリム同胞団はサウジアラビアの国教、ワッハーブ派から強い影響を受けている。

 

 

ムスリム同胞団は1954年にエジプトのガマール・アブデル・ナセルを暗殺しようとして失敗、非合法化されたムスリム同胞団のメンバーの多くがサウジアラビアへ逃げ込み、ワッハーブ派の強い影響を受けたのだ。

 

そこでサラフィ主義者とムスリム同胞団は連携してきたのだが、サルマンの政策によって亀裂が入ったようだ。

 

 

カタールへの恫喝計画を命じたモハンマド・ビン・サルマンは24時間でカタールは屈すると予想していたようだが、そうした兆候は見られない。

 

兵糧攻めを受け、カタールはイランやロシアへ接近、カタールに重要な軍事基地を持つアメリカとしては好ましくない展開だ。

 

カタールと関係の深いトルコは軍隊を派遣、サウジアラビアからの軍事侵攻にも備えている

 

 

そのカタールに対する計画を無謀と考えた人がサウジアラビア支配層の内部にもいたようだが、サルマンに反対した要人は収監されたとも伝えられている。

 

サルマンに処刑されることを恐れた少なからぬ王子や王女が国外へ脱出したとも昨年末には報道されていた。

 

そうしたサウジアラビアが戦乱を広げようとしている場所が東南アジア。

 

インドネシアでは普通のイスラム教徒をワッハーブ派へ改宗させる工作が数十年にわたって続けられてきたほか、フィリピンの南部での攻勢を強め、マレーシアでは政府を買収、タイでも活動が激しくなっている。

 

 

 

三国同盟は同じ間違いを繰り返そうとしているようだが、そうなると東南アジアも殺戮と破壊の場所になってしまう。安倍晋三政権が本当にテロに反対しているのなら、アメリカ、サウジアラビア、そしてイスラエルに立ち向かわなければならない

 

 

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201706140000/

 

 

 

 

 

6.15  プーチン大統領、テロリストの力はどこから出てくるのかについて語る


プーチン大統領は、なぜ今テロリストらは強いのかについて、それは彼らが著しい量の原油をコントロールしているからだと述べた。

 


プーチン大統領は、テレビ局Showtimeで放映された米国の映画監督オリバー・ストーン氏の映画のインタビューで、

 

 

「我々は、地域の複数の国で何が起こったのかを目にしている。まずは、イラク、リビアで(起こったことだ)。

 

地域の他の多くの国も困難な状況だ。しかし、リビアとイラクでは悲劇が起こった。そして、これは、現行体制を力によって挿げ替えること、彼らを一掃することによって起こった。

 

 

だた政権から追い出すのではなく、指導者らの一掃だ。我々は、シリアで同じことが起こるのをまったく望んでいない。そうでなければ、地域全体が完全なるカオス(混乱状態)に陥ってしまうからだ」。

 

またプーチン大統領は「彼らは南ヨーロッパから中央アジアまでにカリフ制をつくろうとしている」と述べ、これが懸念の「最も重要な」理由だと付け加えた。

 

 

 

プーチン大統領は、「(テロリストらは)すでに今強い。なぜなら著しい量の原油をコントロールしているからだ」と述べた。

 

 

また同じく博物館の貴重品、アーティファクト、芸術品などの販売、外国からの援助によって、彼らは非常に強くなった。我々は彼らの更なる強化を許すことはできない、と指摘した。

 

 

先の報道によると、プーチン大統領は、ロシアが傷を負っているとする意見について、それは彼ら夢であり、事実と一致していないと述べた。

 

 

カタールとサウジ  田中宇記事 要約

  • 2017.06.12 Monday
  • 06:09

 

 

★カタールを制裁する馬鹿なサウジ
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
 

カタールが、イランやムスリム同胞団といった、サウジなどが敵視する勢力に対して寛容な姿勢をとってきたことが断交の理由とされている。

カタール君主が作った衛星テレビ局アルジャジーラが サウジ王政を批判してきたことも一因とされている。
 

 

カタールは、ペルシャ湾の領海内に世界有数の天然ガス埋蔵量を持ち、ガスの輸出収入で一人あたりの国民所得が世界最高(年収900万円)の国だ。

 

 

サウジやUAEは、2014年にも今回と似た理由でカタールを制裁している。

 

だが今回は完全な国交断絶であり、おそらくカタールの君主が退位しない限りサウジは断交をやめない。 途中で態度を緩和するとアラブ世界での権威に傷がつくので、サウジは簡単に後戻りできない。

 

 

 

トランプは、サウジ訪問時、アラブ諸国に対し、ISやアルカイダといったスンニ派のテロ組織を根絶するとともに、シーア派のイランと敵対することを呼びかけた。

トランプから、アラブとイスラムの盟主として称賛されたサウジ王政は、自らの権威が急上昇したと感じ、以前からやりたかったカタール制裁に踏み切った。

カタールは、シリア内戦で(オバマ時代の米国から頼まれて)ISやアルカイダを支援していたし、イランに寛容なので、トランプが敵視する方向と合致していた。トランプは、サウジのカタール制裁に賛成する趣旨のツイートを発した。

 

 

 

▼カタールを自分の傘下からイランの傘下に追いやった馬鹿なサウジ

 

 

サウジのみと陸続きであるカタールは、食料や日用品の多くをサウジからの輸入に頼っており、断交されて食糧難に陥ったが、すぐにイランとトルコが食料などの供給を開始した。

 


カタールの天然ガスのLNG船は、UAE沖からホルムズ海峡を経由して輸出される。

UAEがカタールからの船の領海航行を禁止したため、一時は天然ガスが輸出できなくなると懸念されたが、UAEの対岸にあるイランがすぐに自国の港を貸すことにしたため、この問題も回避された。

 

 

トルコは昨年、カタールと軍事協定を結び、トルコ軍はカタールに基地を作って150人の兵士を駐屯させている。

 

 

カタールには、中東最大の米空軍基地であるアルウデイド基地がある。

米政府は、カタールに対して邪険にできない。

 

 

 

サウジの今回の断交は、カタールを、親米的なGCCから切り離し、反米的な露イラン同盟の方に押しやり、天然ガスの巨大利権を、反米非米的な存在にしてしまう。


サウジは、全く馬鹿なことをやっている。

 

 

そもそも、ISやアルカイダの思想信条的な生みの親は、オサマ・ビンラディンの故郷でもあるサウジだ。

 


シリア内戦において、サウジとカタールは、一緒にISやアルカイダ(ヌスラ戦線)にカネを出していた。サウジこそ、古くからのテロ支援国家であり、カタールのテロ支援を非難できる立場にない。
 

 


一昨年来、サウジの国家戦略は、新国王の息子であるサルマン副皇太子が決定している。

私は当初、彼がバランス感覚のある人で、イランとの敵対を緩和していくのでないかと予測したが、この予測は外れている。

 

 

米国にしてやられて開始したイエメン戦争も終わらせられず、泥沼の戦闘が続いている。石油価格の操作と財政政策でも失敗し、サウジは財政難がひどくなっている。

今回のカタール制裁は、サウジ自身の発案でなく、UAEの駐米大使(Yousefal-Otaiba)が、米国のイスラエル系のネオコンなシンクタンク(Foundationf or Defense of Democracies)と謀って進めたものだと、米政界の地政学戦略の分析が鋭いジム・ローブが書いている。

 

 

 

 

▼隠れ多極主義の罠にはまってイランを強化しつつ自滅する馬鹿なサウジ

 

トルコは、もともとサウジやカタールと協力してISアルカイダを支援していたが、シリア内戦が終結する今、イランと協調関係を強化しつつある。

 

今後、シリアとイラクでは、クルド人の国家建設の動きが強まる。

 

 

クルドの国家建設が大きな脅威であるトルコは、同じくクルドを包囲するイランやイラク政府(シーア派)、アサド政権(露イラン傘下)と協力していかざるを得ない。

 

 

NATOやサウジとの関係は切り捨てられる。サウジに敵視されたカタールを、トルコがイランと一緒に支援するのは、トルコにとって大きな意味がある。

 

 

テヘランのテロは、イランの国際影響力を強化する効果を生んでいる。

 

 

イランの民主主義の殿堂である国会議事堂を、サウジと親しいISがテロ攻撃したことは、イラン市民から見ると、独裁のサウジがイランの民主主義を憎んでテロをしたということになる。

 

 

 

 

トランプは、軍産CIAネオコン民主党の敵である。

そのトランプが、サウジをけしかけてカタールを制裁させ、カタールを軍産CIAの傘下から、軍産CIAの仇敵であるイランの傘下に押しやった。

そして、中途半端に軍産CIAにぶら下がるサルマンのサウジが馬鹿を見ている。


このように読み解くと、今回のサウジのカタール制裁が、トランプ革命と関連していることも見えてくる。

トランプは最近、CIAに命じて、イランに嫌がらせするための専門の部局を新設した。


こうした部局も、嫌がらせを通じてますますイランを強化する効果を生むことになるかもしれない。

 

 

国際政治は全く逆説的で興味深い。


http://tanakanews.com/170609qatar.htm

 

 

 

☆ サウジも (他の王室も同じでしょうが)、前国王を殺して、米の傀儡として 現王室が誕生した。

 

いったい どうなるのだろうと 興味がありました。

 

 

日本の皇室と全く同じですが、乗っ取り犯達の生きざまは 距離を置いてみると 今 このとき 事情を知って見つめる ということで、生まれるのが ずっと前だったなら このように 眺めることはできなかったでしょう。

 

 



 

 

 



 

 

トランプの中東  田中宇記事 要約

  • 2017.06.02 Friday
  • 05:59

 

 

★よみがえる中東和平<3>
ーーーーーーーーーーーーーー

米国のトランプ大統領が2日間のイスラエル・パレスチナ訪問を終えた。

私は前の記事で、今回の訪問中に、予定外の行動として、イスラエルのネタニヤフ首相と、パレスチナのアッバス大統領を8年ぶりに引き合わせ、中東和平交渉の再開までこぎつける可能性があると考えたが、それは起こらなかった。

前日までのサウジアラビアでの会合で、アラブ諸国が、イランという共通の脅威と対峙するため、イスラエルと本気で和解したがっていること、和解にはパレスチナ和平が必要であること、イスラエルにとってアラブ諸国と和解する大きな好機であること、イスラエルとパレスチナの直接交渉が必要なことなどを、何度かの演説や、イスラエル首脳陣との会談の中で何度も語った。
 


トランプは、パレスチナ和平を進めることがイスラエルの国益になると言って、イスラエルを説得しようとした。この点は、私がこれまでの関連記事に書いた事前の分析どおりだ。

 

 

ネタニヤフは、トランプの力説に呼応して、アラブ諸国との和解の必要性については何度か述べたが、和解の前提としてやらねばならないパレスチナとの和平締結(西岸入植地の建設凍結、交通遮断など占領行為の解除、土地交換などによる国境線の確定)を進める気がないことを示唆した。

 

 

 

▼トランプは昨年の選挙で米国民を扇動したように、イスラエル国民を和平の方向に扇動した

イスラエルの中道左派新聞であるハアレツが書いている。それは「トランプはイスラエルで『和平』を偉大な言葉として返り咲かせた」
(In Israel, Trump Makes the Word 'Peace' Great Again)と題する記事だ。
 

同記事によると、中東和平交渉の座礁が長期化しているイスラエルでは「和平」が汚い言葉になっている。
ほとんどの人が和平に絶望し、無気力で皮肉な態度をとっている。

 


トランプはイスラエルを訪問し、和平をめぐるこんな沈滞状態に活を入れた。

 

トランプは、ネタニヤフらイスラエルの要人たちに「(前訪問地の)サウジアラビアでアラブ諸国の首脳たちと会い、イスラエルとアラブがISとイランという脅威に対して団結して当たることで中東を安定させられると強く感じた。

 


パレスチナ問題を解決しさえすれば、すべてのアラブ諸国がイスラエルと和解し、団結できる。こんな好機はない」と力説し続けた。
 

かつてオバマもネタニヤフらに似たようなことを言ったが、冷笑されて終わった。

だがトランプは違う。ネタニヤフはトランプに圧され、15年に首相になって以来、ずっと言わないようにしてきた「和平」という言葉を急に使い始めた。


トランプは就任後3か月で、パレスチナ問題を国際社会の中心課題に引き戻し、イスラエルが占領縮小をやらざるを得ないように仕向けている。

 

 

 

昨年の米大統領選挙で、米国の有権者たちの「米国第一主義」への政治覚醒を扇動し、自らを大統領職に押し上げたトランプが、今度はイスラエルの有権者の「中東和平」への政治覚醒を扇動するために中東を歴訪し、それに対して早速ハアレツに象徴されるイスラエルの中道・左派の勢力が呼応して、トランプ支持、西岸併合主義反対の動きを開始している。

 

トランプは、中東和平をあきらめてしまっていた人々に活を入れるためにイスラエルに来たのだと考えられる。

 

 

 

今回のトランプの訪問を受け、イスラエルは和平の方向に扇動された。

だがトランプがイスラエルから去った後もずっと和平への方向性が維持されるとは限らない。

むしろ、ネタニヤフの連立政権は、全力で国内の雰囲気をトランプが来る前の和平頓挫、現状維持、西岸併合不可避の方向に戻そうとするだろう。
 


このような、元に戻そうとするイスラエル側の流れを、トランプの側がどのように止めていくのか、まだ見えてこない。それが今後の注目点になる。

 

 

 

▼米国が覇権の重荷をおろすにはパレスチナと北朝鮮の問題解決が必須
 


トランプは、大統領選において、クリントンよりも強くイスラエル右派の傀儡になろうとする姿勢をとった。

米共和党に影響力を持つイスラエル右派系の米財界人シェルドン・アデルソンらがトランプを支持し、イスラエルの傀儡色が全体的に強い米政界においてトランプへの拒絶感が弱まり、それがトランプを当選に導いた一因となった。
 


だがトランプは当選後、しだいに中東和平支持の方に転換し、アデルソンがトランプを非難する事態になっている。

 



パレスチナ問題が解決されれば、イスラエルは近隣諸国と和解し、米国からむしり取る必要が低下する。

 


それ以外の中東の問題は、ロシアの覇権拡大の野望をくすぐって引き出しつつ、イランやサウジやトルコなどの地元勢力に任せるようにすれば、米国が世話を焼く必要がなくなる(現状すでにそうなり始めている)。

 


米国を覇権の重荷から解放しようとするトランプが、パレスチナ問題にこだわる理由はそこにある。
 

 

 

並んで、米国が覇権の重荷を下ろすために解決が必要なのが北朝鮮の問題だ。

北は、不用意に緊張緩和すると政権崩壊する。だから北は自国周辺の緊張をわざと高めておきたい。

北が国際緊張を必要とする限り、米国は朝鮮半島や日本に対して安保の世話をせねばならない。

この現状を変えるため、トランプはしつこく中国をせっつき、北を何とかしろと言っている。


ユーラシアの東半分において、北朝鮮以外は、米国に頼らなくても、地元勢の努力で安定化できるようになりつつある。

印パはつまるところ印中和解の問題だ。

アフガンも周辺国の協調で解決できる。尖閣も日中の問題でしかない。

トランプがパレスチナと北朝鮮に対してすすんで手を突っ込むのは、このような事情がある。


http://tanakanews.com/170524palestin.htm


 

よみがえる 中東和平   田中宇記事

  • 2017.05.23 Tuesday
  • 08:52

 

 

米国のトランプ大統領が、5月20日から、就任後初の外遊を行う。行き先は、サウジアラビア、イスラエル(パレスチナ)、バチカンなどだ。

 

 

トランプ政権のこれまでの動きも含めて詳細に見ていくと、トランプがパレスチナやアラブ諸国と、イスラエルとの和解(=中東和平)、パレスチナ国家の再生について、1993年のオスロ合意以来の画期的な、具体策の推進をやろうとしているのがわかる。

 

 

 

イスラエルは、表向き中東和平に賛成だが本音は反対するようになり、西岸の占領やガザの封じ込めを続け、イスラエルと西岸の境界線(国境)から西岸の内部に向けて櫛の歯のように侵食する形でいくつもユダヤ人入植地(住宅地)が建設され、和平の実現が頓挫している。

 

 

 

08年に首相だったオルメルトは、西岸の数カ所の主要入植地(西岸の総面積の約7%、西岸入植者人口の75%が居住)をイスラエル領として併合する代わりに、西岸に隣接するイスラエル領の農地などをパレスチナ国家に割譲し、その他の入植地を撤去することなどを柱とする「オルメルト提案」をまとめ、パレスチナのアッバス大統領と交渉に入った。だが、話がまとまる直前にオルメルトは汚職で失脚した。

 

 

 

 

▼棚上げされていた決定打「オルメルト提案」を引っ張り出して再利用する
 
昨秋の米大統領選挙で、トランプが勝てた一因は、彼がクリントンよりも大胆にイスラエル右派のシナリオに乗ったからだった。


だがトランプは、大統領就任後、微妙に姿勢を転換した。 彼は、急いで中東和平を推進することを強調し始め、アッバスとネタニヤフの会談と交渉再開を実現したいと繰り返し言うようになった。

 

3月から4月にかけて、3か国の間の個別の話し合いや、ネタニヤフやエジプトのシシ大統領、ヨルダンのアブドラ国王が相次いで訪米し、トランプと会談した。

 

 

 

オルメルト提案は、パレスチナ問題のすべての問題に具体的な解決を与え、パレスチナが国家機能を復活できる内容だ。

 

トランプは、5月22−23日にイスラエル・パレスチナを訪問する際、自らが仲裁し、アッバスとネタニヤフの7年ぶりの和平会談を開こうとしている。

 

 

 

 

▼アラブをけしかけて和平提案させ、ネタニヤフに飲ませるトランプ

 

ヨルダンやエジプトの外側には、サウジアラビアを筆頭とするアラブ諸国(アラブ連盟)がある。

 

 

5月20日からの初外遊で、トランプはまずサウジアラビアの首都リヤドに行く。

 

トランプの訪問が決まった後、サウジ国王は、ヨルダン、エジプト、パレスチナ、イラク、モロッコ、パキスタンなど、アラブとイスラムの21の諸国の首脳に招待状を出し、サウジを訪問したトランプとイスラム諸国の首脳が、リヤドで中東和平やテロ対策などについて話し合うサミットを開くことにしている。

おそらくこのサミットで、イスラム諸国は、アラブ提案とオルメルト提案を組み合わせたかたちで中東和平交渉を蘇生することを、トランプとイスラエルに対して提案し、トランプは喜んでそれを仲裁することを約束するだろう。

 

 


このサミットはサウジ王政にとって、自分たちがアラブ諸国やイスラム世界の盟主であることを、覇権国の米国から認められるという、またとない権威づけになっている。 サウジは、トランプに感謝しているはずだ。
 

 

トランプは、あらかじめアラブ諸国を煽っておいて、その中に飛び込み、アラブ諸国が強く提案してきたので、イスラエルもそれに乗るしかないだろうと言ってネタニヤフに圧力をかける。


アラブだけでなく、プーチンのロシアも協力している。

パレスチナのアッバスは5月3日に訪米後、5月11日にロシアのソチに行ってプーチンに会っている。

 

その前日、プーチンはネタニヤフに電話している。トランプとプーチンは、中東和平の推進で協力し合っている。

 

ここで問題になるのが、ネタニヤフがトランプの和平提案を受けるかどうかだ。

 

 

入植地の撤去は非常に難しい。

 

 

 

▼イランに対抗するため中東和平してアラブと組みたいイスラエル

 

 

トランプは、イランを敵視しているが、その一方でシリアでのIS退治を最優先課題にしている。

 

 

イスラエルがアラブ諸国との敵対をやめるには、パレスチナ問題の解決が必要だ。

 

 

http://tanakanews.com/170513palestin.htm

 

 

中東でのトランプ大統領

  • 2017.05.23 Tuesday
  • 08:50

 

5.22   トランプ米大統領 イスラエル滞在中 完全防護特別室に宿泊

 

 

米国のトランプ大統領は、来週予定されているイスラエル訪問中、爆撃や有毒ガス攻撃に対する防護準備が完全になされたホテルの特別室に泊まる。土曜日夕方NBC Newsが伝えた。

 

それによれば、トランプ大統領は、エルサレムにある五つ星ホテル「King David」に滞在する。

 

 

 

ロシアのマスコミ報道によれば、ホテルのマネージャー、シェルドン・リッツ氏は記者団に対し「大統領が泊まる部屋は、有毒ガスを用いた攻撃があった際でも、個別の排気システムが稼働するほか、手りゅう弾攻撃にも耐えられるよう作られている。この特別室は、一泊5700ドル以上する」と伝えた。

 

 

またリッツ氏の言葉によれば「トランプ大統領の警護グループも、銃弾や小型ロケット砲が貫通しない防弾ガラスを持参し、窓の外側に設置する」との事だ。

 

 

なおリッツ氏は最後に「もしホテル全体が爆破されても、特別室は完全に残るだろう。その場合この部屋の住人は、数カ所骨折するかもしれないが生き残る」と付け加えた。

 

 

先の報道によると、民主党選出のヒラリー・クリントン前米大統領候補は、共和党のトランプ候補とのディベートの前にいかに相手のハグをかわすかを練習していた。

 

 

 

 

5.21  トランプ大統領とサウジ国王が「剣舞」を踊る【動画】

 


トランプ米大統領とサウジアラビアのサルマン国王が、トランプ大統領のサウジ訪問の歓迎行事で剣を持って舞うサウジアラビアの伝統的な踊り「アラダ」に参加した。ロシアのマスコミが報じた。

 


CNNは、5月20日にサウジアラビアの首都リヤドにある王族の文化センターで行われた剣舞の動画を公開した。

 


「アラダ」は、太鼓の音に合わせて詩を繰り返しながら、踊り手が喜びや誇りを示して剣を掲げ、振りながら舞う踊り。「アラダ」は軍事的成果と結びつけられることが多いが、現代は様々な公式行事で頻繁に踊られる。

 

 

 

 

 

 

 

先の報道によると、トランプ米大統領は19日、就任後初の外遊となる中東、欧州計5カ国の歴訪に出発した。

 

 

 


 

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