シリア軍   イラク

  • 2017.08.16 Wednesday
  • 01:21

 

 

8.14  シリア軍、ダーイシュ陣地でエル・クデルの無血奪取に成功=露国防省

空挺部隊の行動と過激派組織「ダーイシュ」(イスラム国、IS)への効率的な空爆により、シリア政府軍は損失なしでエル・クデルの奪取に成功した。ロシア国防省が発表した。


「士気が低下し戦闘能力を失ったテロリストはこの地域から撤退した」と強調されている。

作戦の結果、シリア軍の管轄下には、面積にしておよそ60平方キロ、そして3つの村と2つの油田が入った。




8.14  ロシアは近いうちにも戦車T-90のイラクへの供給を開始する ロシアの駐イラク大使






大使は「近いうちにも先に調印された契約に従い、イラクへの戦車T-90の供給が始まる。また軍事・技術協力の別の方向性に関する協議が続けられている」と述べた。


先に、軍事・技術協力担当ロシア大統領補佐官のコジン氏は「イズヴェスチヤ」紙に、ロシアとイラクはシリアで自らを売り込んだロシア製戦車T-90の供給契約を結んだと伝えた。

第一段階で供給されるのは戦車73台。


これより前、米国はトルコに圧力をかけて、トルコがロシアの地対空ミサイル「S400」を買わないようあらゆる方法で試みていると一連のトルコ紙はこのような見方を示した。




◎ イラクが米離れ  米はモスルで基地建設

2014年6月からダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)に制圧されていたモスルをイラク政府軍が奪還したが、その近く、ニネベ地方にアメリカ軍は大規模な軍事基地を建設していると伝えられている。

現在建設中の基地のほか、さらに4基地をこの地方に作る予定だという。占領の永続化。イラクの自立を許さないための仕組み作りだと言えるだろう。


イラク北部を支配しているKRG(クルディスタン地域政府)はイラクからの分離独立を目指しているが、そうした動きに合わせ、サウジアラビアもヨルダンやアラブ首長国連邦と一緒に独立を支援、その代償としてクルディスタンに自分たちの軍事基地を作らせるように求めていた。

 



マスード・バルザニに率いられているイラクのクルドは1960年代からイスラエルの支援を受けていることで知られている。


イスラエルの傀儡になった当時、クルドを率いていたのはマスードの父親、ムラー・ムスタファ・バルザニだ。その後、バルザニの勢力は一貫してイスラエルと手先としてイラクを不安定化させる活動を続けてきた。






シリアのクルドは少し違うのだが、2015年9月30日にシリア政府の要請を受けたロシア軍が空爆を始めてからダーイッシュやアル・カイダ系武装勢力の支配地域は縮小、今では崩壊寸前になっている。

そうした武装勢力のうち幹部はすでにアメリカ軍が救出したようだが、替わってシリア政府軍と戦い始めたのがクルド勢力。アメリカへ寝返ったようだ。


現在、シリアのクルド勢力はアメリカから武器を供給され、空からの支援も受けている。このシリアにアメリカ軍は10カ所以上の軍事基地を建設済みだと言われている。

 



ところで、モスルをダーイッシュが制圧したのは2014年6月。ファルージャで「イスラム首長国」の建国が宣言されてから5カ月後のことだった。

モスル制圧の際、ダーイッシュの部隊はトヨタ製小型トラック「ハイラックス」を連ねて走行、その光景は写真に撮られて世界に発信された。


パレードは勿論、ダーイッシュの動きをアメリカの軍や情報機関はスパイ衛星、偵察機、通信傍受、あるいはエージェントによる人的な情報網などで把握していたはずだが、全く動いていない。ダーイッシュの軍事作戦を傍観していたのだ。

 



モスル制圧の2年前、2012年にアメリカ軍の情報機関DIA(国防情報局)は反シリア政府軍の主力はサラフィ主義者、ムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団だと指摘、バラク・オバマ政権が宣伝していた「穏健派」は存在しないとする報告書をホワイトハウスへ提出している。

その中で東部シリア(ハサカやデリゾール)にサラフィ主義者の支配国が作られる可能性があるとも警告されている。


2012年の報告書が書かれた当時のDIA局長、マイケル・フリン中将はダーイッシュが売り出された直後の2014年8月に退役させられているが、その翌年の8月、アル・ジャジーラの番組へ出演、ダーイッシュが勢力を拡大できたのはバラク・オバマ政権の政策があったからだと指摘している。これは事実だ。

 



モスルがダーイッシュに制圧される直前、2014年3月にイラク首相だったヌーリ・アル・マリキは、アメリカの同盟国であるサウジアラビアやカタールがイラクの反政府勢力へ資金を提供していると批判、ロシアへ接近する姿勢を見せていた。
 

その翌月に行われた議会選挙では彼が党首を務める法治国家連合が第1党になり、本来なら彼が首相を続けるのだが、指名されない。アメリカ政府が介入したと見られている。首相に選ばれたのはハイデル・アル・アバディだ。


マリキは副大統領を務めているが、7月23日から4日間にわたってロシアを訪問し、ウラジミル・プーチン大統領、セルゲイ・ラブロフ外相、ロシア議会のバレンティナ・マトビエンコ議長らと会談した。


議長と会った際、「ロシアは歴史的にイラクと強く結びついている」とした上で、イラクにおいてロシアが政治的かつ軍事的に面で強い存在になることを望んでいると語ったと伝えられている。
 

 


25日に行われたマリキとプーチンの会談ではT-90戦車について触れられたというが、イラクはロシアからそのタイプの戦車を73両、購入するとも報道された。

アメリカ製の主力戦車、M1A1 エイブラムズが性能面でT-90より劣っているということもあるだろうが、ロシアとの関係強化もその目的のひとつだろう。


https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201708140000/







 

 

シリアを分断する計画   サウジ王子死亡

  • 2017.08.10 Thursday
  • 00:52

 

 

シリアではユーフラテス川沿いにある要衝、ラッカやデリゾールで戦闘が続いているが、アメリカ、サウジアラビア、イスラエルを中心とする勢力がシリアへ送り込んだ傭兵軍は敗走、壊滅は時間の問題だと見られている。


そうした状況を受け、ドナルド・トランプ大統領はシリアにおけるCIAによる反シリア政府軍への支援工作を止めると発表した。


ダーイッシュが売り出されたのは2014年で、その直後にアメリカ軍がシリアを攻撃しはじめたが、シリアの重要な施設が破壊されて市民の犠牲者が増える一方、ダーイッシュはダメージを受けずに勢力を拡大させていた。

 



そうした戦況を一変させたのがロシア軍。

シリア政府の要請で2015年9月30日に軍事介入すると、急速に傭兵軍は支配地を縮小させはじめた。


その傭兵軍に見切りをつけざるをえなくなったアメリカ政府は自国の軍隊をシリアへ侵攻させる一方、侵略の手先をクルド軍に切り替えている。

 

 

 

 

 

 

イラクのクルド勢力はイスラエルの傀儡だが、トランプ米大統領は5月にシリアのクルド勢力(YPG)に対する武器供給を承認した。

SDF(シリア民主軍)はYPGの指揮下にある。このアメリカ政府の決定がトルコ政府を刺激し、両国の関係を悪化させる一因になった。


5月にはダーイッシュにとって大きな出来事があった可能性が高い。

 


この月の28日にロシア軍はダーイッシュの幹部がラッカの近くに集まるという情報を得て空爆しているが、その際にアブ・バクル・アル・バグダディを含む約30名の幹部が殺されたことはほぼ間違いない。これ以降、ダーイッシュは混乱、崩壊の速度が速まった。


その後もラッカ周辺でロシア軍の支援を受けたシリア政府軍はダーイッシュなどの武装勢力を攻撃しているが、アメリカ軍やクルド軍もラッカ制圧を目指している。


シリアの赤新月社(イスラム国以外の赤十字に相当)の幹部でラッカで活動しているディナ・アル・アッサドによると、アメリカ主導軍はラッカの病院を化学兵器と見なされている白リン弾で攻撃、病院自体だけでなく、発電施設や救急車が破壊された。
 

 


ラッカをクルドの都市にしようとしているアメリカにとって、元々の住民は邪魔な存在。ちなみに、西側で宣伝されている白ヘルはダーイッシュやアル・カイダのために働いている。
 

 

イラクではモスルでダーイッシュは敗北したが、その前にアメリカやサウジアラビアは約9000名の「ムジャヒディン」をデリゾールやパルミラへ安全に移動させようとしている。

ただ、一部はシリアへは向かわずに出身国へ戻ったと見られている。モスルに残った戦闘員はこうした移動に参加しなかった人たちだ。



ラッカやデリゾールの近くを流れているユーフラテス川より北をアメリカはクルドの支配地にしようとしている。

シリアを分割しようとしているわけだが、イスラエルには、ナイル川からユーフラテス川まで、地中海から東はヨルダン川までをイスラエルの領土にするという「大イスラエル構想」が存在する。


イスラエルは今でもシリア南部で侵略戦争を継続中だ。
 


https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201708060000/
 

 

 

 

 

8.8   サウジアラビアで26歳の王子が死去

サウジアラビア王室は、サルマン・ビン・アブドゥッラー・ビン・トゥルキ・アル・サウド王子が死去したと発表した。国営サウジ通信(SPA)が、事務局の情報を引用して報じた。


死因は発表されていない。
 

 

なお通信社Eremnewsは、王子と近しかった人々の話として、王子は26歳で、死因は心臓発作だったと報じている。

 

アルジャジーラの報道   モスル解放

  • 2017.07.28 Friday
  • 01:05

 

ちきゅう座

<坂井定雄(さかいさだお):龍谷大学名誉教授>


モスル解放のニュースは洪水のように、世界で報道された。

主としてネットを通じてできるだけ多くの報道に目を通したが、

 

中東カタールに本社がある国際衛星テレビ局アルジャジーラの報道がとりわけ優れていると思った。


アルジャジーラについては、6月29日の本欄で「アルジャジーラを潰すな!中東唯一の自由な国際衛星TV局。サウジ、エジプトらが閉鎖要求」で書いた。

サウジアラビア、エジプトなど中東4か国が、6月5日に国交断絶、わずかな通行ルートを残して陸路、航空路を閉鎖、22日には、イランとの外交関係の縮小、エジプトのムスリム同胞団やシリアの一部反政府過激派への援助の停止、アルジャジーラの閉鎖など13項目を要求。


カタール政府はこれらすべてを拒否した。

アルジャジーラも従来通り、アラビア語、英語報道を続けてきた。

 

 

モスル解放の報道でも、その報道姿勢は、英BBC以上に、人の命、人権を尊重する立場を失わずに、戦場から、後方の難民キャンプから、首都バグダッドから、現地報道を続け、イラク軍や米軍の行動に対しての批判も避けなかった。


その中から、ここでは、アルジャジーラ電子版が伝えた、イラク政府のモスル解放宣言(7月10日)前後に

 

アルジャジーラ取材陣が現場で撮影した写真を紹介しよう。


(写真説明)撮影者はアルジャジーラのEmanuele Satolli.
 

 

「イスラム国IS]支配から解放されたモスル市西部。

 

自宅の地下などに何週間も隠れていた市民たちが、激しい爆撃と銃撃戦で瓦礫となった街頭に出てきた。

 

 

    

 

      自宅の壁の穴から出てきた女性

 

 

    

 

     まだ、自宅の地下室からでられなかった家族

 

 

    

 

ISの抵抗が終わり、かってはにぎやかだった街頭に出てきた市民たち

 

 

 

    

 

      赤ちゃんをだいてでてきた女性

 

 

    

 

   高級だったモスル・ホテルのロビーで休むイラク兵たち


http://chikyuza.net/archives/74912
 

 

 

 

 

       ロシアからの画像

 

 

     

 

シリア、クネイトラにロシア敵対方面和解センターが人道援助物資を届ける

 

 

 

 

     

 

     イラク、モスルの学校の校庭で女児らが遊ぶ

 

 

ISとトヨタ

  • 2017.07.21 Friday
  • 01:39

 

 

ISはなぜトヨタ車を愛用するのか−米が説明要求

 

 

中東の過激派組織「イスラム国(IS)」が数百台ものトヨタ製四輪駆動車を使用していることについて、米政府がトヨタに対し、ISがどういう経路で車を入手しているのか説明するよう求めている。

 

ISが公開している宣伝ビデオに決まって登場するのはトヨタのピックアップトラック「ハイラックス」と多目的スポーツ車(SUV)「ランドクルーザー」であると、複数のメディアが6日夜から7日朝にかけて報じた。

 

 

 

米ABCテレビによると、元米国連大使のマーク・ウォレス氏は「残念なことに、トヨタのランドクルーザーとハイラックスは事実上、ISブランドのひとつになっている」と話した。

 

 

ウォレス氏は現在、テロリスト集団の金融ネットワークを暴くことを狙った「過激派対策プロジェクト」の責任者を務めている。

 

同氏は「トヨタが意図的にそこから利益を得ようとしているとは思わないが、彼らは警告を受けたのだから、もっと何か手を打つべきだ」と述べた。

 

 

ISが使用している車両に関する疑念は何年も取りざたされていた。

 

トヨタの中古車を再利用しているほか、数百台もの新車を手に入れているからだ。

 

 

ISが隊列を組んで行進する最近の映像に映っている車両の3分の2余りがトヨタのエンブレムのついた白い車両だ。

 

 

残りは三菱自動車や いすゞ自動車 、韓国の現代自動車などだ。

 

 

短文投稿サイト「ツイッター」には、こうした状況をネタにしたジョークが投稿されている。

 

 

米独立系で保守的な報道機関ザ・ブレイズが今年制作したパロディー広告も再び登場している。

 

 

その広告のうたい文句は「Toyota ISIS: We’re good for jihad!(トヨタ・アイシス:ジハードにふさわしい車だ!)」

 

 

 

 

 

もっとも、トヨタの「アイシス」が「ISiS」と表記されることについて、単なる偶然の一致だとする投稿もある。

 

 

トヨタは米テロ対策当局の調査に「協力している」とし、戦闘やテロ行為に利用する可能性のある相手には車両を販売しない方針であると述べた。

 

報道によると、トヨタはISがどういう経路で同社のピックアップトラックやSUVを入手しているのかは不明であり、一度購入された車両が中間業者によって再販されたり、または盗難に遭ったりした場合にはそれを追跡するのは不可能だとしている。

 

 

http://jp.wsj.com/articles/SB11828848094781684513604581280681440845092

 

 

アサド大統領の長男

  • 2017.07.20 Thursday
  • 02:01

 

 

7.19  アサド氏の長男「シリアでの恐怖はすべて目にしている」

 

 

 

         

 

 

 

シリアのアサド大統領の長男ハフェズさんが、自国で起きている恐ろしい出来事はすべて自分で目にしていると発言した。ブラジルの新聞「オ・グロボ」が伝えた。

 

 

「私はシリアで暮らす中で、自分の国で起きていることの恐ろしさをすべて目にしている。国民と政府は侵略者と戦うため団結している」と、15歳のハフェズさんは同紙に話した。

 

 

 

ハフェズさんは数学オリンピックに参加するためリオデジャネイロを訪れている。

 

 

自らの父親が独裁者と呼ばれたときどう感じるか、との記者の質問に対して

 

私は父が思いやりのある人だと分かっている。

 

人々は大統領として(の父について-編集部注)いろいろなことを言うが、多くの人は分かっていない。

 

あの(人たちが言っている-編集部注)ことは現実を反映していない」と答えた。

 

 

 

 

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