小池百合子の歴史修正にだまされるな   震災時の朝鮮人虐殺

  • 2017.09.02 Saturday
  • 01:36

 

 

黒澤明も証言、関東大震災時の朝鮮人虐殺は紛れもない事実だ! 小池百合子、ネトウヨの歴史修正に騙されるな!

 

 

 1923年9月1日の関東大震災発生から、94年が経過した。大地震の混乱のなか、「朝鮮人が暴動を起こした」「井戸に毒を入れた」等のデマが広がり、日本人らが多くの朝鮮人を惨殺した。いわゆる"朝鮮人虐殺"である。

 

 

 しかし、小池百合子都知事は、朝鮮人犠牲者の追悼式典をめぐり、都知事が例年送っていた追悼文を拒否。「様々な被害で亡くなられた」「様々な歴史的認識がある」などと述べ、朝鮮人虐殺という歴史事実への言及を、あからさまに避けていた。

 

 

 

 追悼式典を主催する「9.1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典実行委員会」も先月に抗議声明を出している。

 

〈人の手で虐殺された犠牲者も自然災害によって命を落とした犠牲者と同じ、よって虐殺された朝鮮人らへの別途追悼の辞は手間だ不要だと言っているのに等しい。〉

 

 

〈大震災など非常事態時に流言飛語が飛び交うことがあるという歴史の教訓、朝鮮人や中国人に対する差別・偏見が無辜の人々の命を奪う行動にもつながったという過去の歴史的事実に目をそむけるものである。〉(抗議声明より)

 

 

 あまりにも当然の抗議だろう。

 

 

実際、小池都知事の決定の背景には、近年、ネット右翼や右派市民団体を中心に拡散されている「朝鮮人虐殺はなかった」なる"虐殺否定論"がある。

 

 

 「証言者」の一人に、世界的映画監督・黒澤明がいるのをご存知だろうか。

 

1910年に現在の東京都品川区で生まれた黒澤は、中学2年生時に被災。自伝『蝦蟇の油』(岩波書店)のなかで、当時を振り返ってこう書いている。

 

〈関東大震災は、私にとって、恐ろしい体験であったが、また、貴重な経験でもあった。

 それは、私に、自然の力と同時に、異様な人間の心について教えてくれた。〉

 

 

〈下町の火事の火が消え、どの家にも手持ちの蠟燭がなくなり、夜が文字通りの闇の世界になると、その闇に脅えた人達は、恐ろしいデマゴーグの俘虜になり、まさに暗闇の鉄砲、向こう見ずな行動に出る。

 

 経験の無い人には、人間にとって真の闇というものが、どれほど恐ろしいか、想像もつくまいが、その恐怖は人間の正気を奪う。

 

どっちを見ても何も見えない頼りなさは、人間を心の底からうろたえさせるのだ。

 

文字通り、疑心暗鬼を生ずる状態にさせるのだ。

 

関東大震災の時に起った、朝鮮人虐殺事件は、この闇に脅えた人間を巧みに利用したデマゴーグの仕業である。〉

 

 

実際、黒澤少年は〈髭を生やした男が、あっちだ、いやこっちだと指差して走る後を、大人の集団が血相を変えて、雪崩のように右往左往するのをこの目で見た〉という。

 

そして、朝鮮人を追いかけ、殺して回ろうとする人々が、日本人も「朝鮮人」として暴行を加えようとした現場にも、立ち会っていた。

 

 

〈焼け出された親類を捜しに上野へ行った時、父が、ただ長い髭を生やしているからというだけで、朝鮮人だろうと棒を持った人達に取り囲まれた。

 

 私はドキドキして一緒だった兄を見た。

 兄はニヤニヤしている。

 その時、

「馬鹿者ッ!!」

 と、父が大喝一声した。

 そして、取り巻いた連中は、コソコソ散っていった。〉

 

 

 実は、黒澤のように「朝鮮人か」と言われて、殺害されそうになったという証言は数多くあり、官庁の記録にも殺害された人数などが記されている。

 

 

 たとえば、当時、19歳で千駄ヶ谷に住む早稲田大学聴講生だった演出家・千田是也は、こんな談話を残している(毎日新聞社・編『決定版昭和史 昭和前史・関東大震災』所収)。

 

 

 「朝鮮人」と間違えられ、殴られた千田は、提灯を持った人々に取りまかれ、「畜生、白状しろ!」と小突きまわされたという。千田は弁明するが、聞いてもらえない。

 

 日本人も含めた罪のない人々がいったい何人殺されたのだろう〉と語っている。

 

千田が思うのは、〈異常時の群集心理で、あるいは私も加害者になっていたかもしれない〉ということ。

 

 

 

 また、朝鮮人虐殺に関する研究では、一般の日本人が虐殺の「加害者」となってしまった背景には、当時の日本人の朝鮮人への蔑視と、植民地支配等に対する「報復」を恐れたという心理状態も要因のひとつであったと指摘されている(吉村昭『関東大震災』など)。

 

 

 はたして、現在でも、同じような流言が次々と表出している事実を、私たちは無視してはならない。

 

すくなくとも、国際都市である東京で、こうしたヘイトデマ・ヘイトクライムの流れに同調する人間に、知事たる資格など断じてないのは確かだ。

 

 

https://news.infoseek.co.jp/article/litera_6748/?p=1

 

 

 

 

 

 

 

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